食材について

料理に使う食材は、無農薬で育った豚や鶏、自然栽培の野菜、三重県尾鷲市の海から直送される天然の魚介など。スープは、鶏と香味野菜で丁寧に取るだしや醤油、香味オイルなどでシンプルに味付け。
低温調理で柔らかくジューシーに仕上げた「あんしん豚」は、黒酢の程良い酸味とスパイスで肉の旨みを際立たせる。「老麺法」という製法で15 年間繋いだ種から作る自然発酵の蒸しパンは、噛むほどに小麦の豊かな香りが広がる。
「素材の声を聞き、それに合わせたことをするだけ」と明憲さん。厨房の奥には発酵専用の部屋を設け、味噌や醤油も自ら仕込む。「手間はかかりますが、とてもやりがいを感じています。” 美味しい” と実感できる喜びが大きくて。何より、この料理を入れてくれたお客さんがいることが奇跡のようにありがたいんです。」
信念を曲げずに料理を作り続けるその実直な姿勢が実を結び、いつしか遠方からも客が訪れるほどになった。